事業再生の流れ

まずは固定費や人件費、外注費といったコストを見直し、会社のスリム化を図ります。とはいえ、リストラを率先して行うという意味ではありません。社員は生産性を上げ、利益向上に日々貢献してくれています。クビにするのではなく、なるべく生産性が高い仕事をさせるという方向性で考えていくことが大切です。また、広告・宣伝費は真っ先に削りがちですが、集客を行わなければ売上が立たなくなってしまいます。質を見てコストをかけるかどうか？どれくらいかけるべきなのか？を検討します。

同時に組織体制の見直しも行います。採算が合わない部門を廃止して生産性に人員を投入するなど、生産性・採算性の観点から組織構造の改革を進めます。KPIの策定や従業員のマインドセット、人事制度の見直しなども行うことで、筋肉質な会社組織に生まれ変わることができます。

資金繰りに関しては短期間の支払いと中長期的なキャッシュフロー改善の両方について考え、実行していくことが大切です。まずは支払先の精査や支払い計画の策定など、目先の対策を行います。場合によっては銀行へのリスケ交渉や外注先などへの支払い時期や減額についての交渉を行わなければなりません。なお、交渉の際には弊社スタッフの同席も可能です。

一方で、短期的な対策を行ったとしてもその場しのぎにしかなりません。財務面での事業計画の策定や資金繰り表の作成、重要指標に基づいた取り組みと進捗状況を常に確認する体制構築、入出金サイクルの改善、販売価格・サービス提供価格の見直しなど、中長期的な施策も実行していきます。

キャッシュフローが改善されれば、会社に現金が残りやすくなり、事業再生のベースが出来上がるはずです。

上記の施策はいわば「守り」であり、事業再生には「攻め」も必要です。守りが固まったら、いよいよ本丸である攻めの施策に移行します。私たちが考える事業再生の主題は売上拡大です。

集客の方法や仕組みの見直し、ブランディング、商談成約率の向上（販促ツールや営業手法の改善など）、商品力・サービス力の向上など、さまざまな施策を行い、売上拡大と利益率向上を目指します。企業体質とキャッシュフローが改善し、お客様が集まるような会社になれば、あとは利益がどんどん積み上がっていくだけ。こうなれば事業再生の成功です。

弊社ではインターネットが普及する前からWebマーケティングに力を入れており、他社にはない集客のノウハウがございます。それらを惜しみなく注ぎ込み、黒字優良企業へのV字回復を実現します。