2019年03月19日
事業内容と状況
業種 | マツエク&ネイルサロン |
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従業員数 | 5人 |
出資額 | 700万円 |
状況 | オーナーが貯めた自己資金でマツエクとネイルのサロンを開業したものの、仕入れコストや機材購入、人件費などの経費がかさみ、自己資金が尽きて資金繰りが悪化。集客にもあまり力を入れていなかったので、客足が鈍く、キャッシュフローに大きな問題があった。 |
解決策
まずは弊社から700万円を出資し、当面の運転資金を確保。同時に経営再建に向けた取り組みをスタートしました。
第一の課題は経費の削減。原価率が高かったため、仕入先を変更し、同等の材料を安く仕入れられるルートを開拓しました。材料費を抑えて原価率の大幅圧縮にも成功。使っていない機材も売却し、経営再建の資金に充てました。
また、アルバイトを雇っていましたが、客足が少ない曜日や時間帯はオーナー一人でも対応できることから、アルバイトのシフトを再考。必要なときだけアルバイトを出勤させることで、人件費の削減にも成功したのです。
適切ではないマーケティング施策による集客の失敗も資金繰りの悪化の要因となっていました。外部からマーケターをコンサルタントとして迎え入れ、マーケティングのテコ入れを実践。Webサイトの改良とインターネット広告によって認知度がアップし、客足が増加しました。一方でチラシや新聞の折り込み広告などは費用対効果が悪かったため廃止し、無駄な広告費を削減することができました。
当初はマーケティングの費用や広告費も弊社からの出資で捻出していましたが、客足の増加や経費削減にともなって利益率も向上。キャッシュフローが改善できたので、今では自前で賄うことができています。
「事例2」のページに掲載したオーナー院長の例と同様、本件のオーナーもネイリスト、アイデザイナーとしては優秀な方でしたが、経営やマーケティングの経験が不足していたことから行き詰まってしまったのが要因。やはり、専門家の力を借りて経費を見直し、適切なマーケティングを行ったのが功を奏しました。
オーナー自身も顧客と向き合う時間が生まれ、好きなマツエク、ネイルの仕事が納得いくまでできるようになり、大変満足されています。
弊社の出資をご利用いただくことで、資金調達はもちろん、オーナーさまが本来の業務に集中できる環境が構築できる、集客ができるようになるといったプラスの結果も期待できます。
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