従業員数2,300人の老舗運送会社を救った事例

事業内容と状況

業種 老舗運送会社
従業員数 2,300人
出資額 3,000万円
状況 創業数十年。大手電機メーカーの下請けをメインに3代続いて運送業を営んできた。従業員数も多く、配送センターも自社で所有していて、老舗の優良運送会社として業界で名を馳せていたが、先代が足を悪くして引退。息子が継いだものの経営手腕に問題があり、赤字に転換。燃料価格の高騰や運賃の値下げなど、昨今の物流業界の厳しい情勢も相まって、倒産寸前に。会社の再建と新しい後継者を模索していた。

解決策

事業年数が長いこと、大手企業と取引していること、企業規模が大きいことから満額の3,000万円を出資し、資金繰りの改善を目指すとともに、経営の再建に取り組みました。

赤字経営の原因を作った息子は経営から手を引いてもらい、外部から経営経験がある人材を招き入れ、経営改革を実行。弊社と協力しながら、経費の見直しを行いました。

まずは配送センターといった設備などを切り離して会社をスリム化。アウトソーシングできるものは外部に出し、固定費の削減に成功。設備を売却して得た利益を再建のための資金に回しました。

長年付き合いがあった外注業者との取引も見直し。値下げ交渉を行い、より安い業者に切り替えなどを行い、外注費を削減しました。

従業員数が2,300人という大手企業であるがゆえに、働きが悪いにも関わらずポストだけが与えられて高給を取っていた社員が多かったため、人事評価制度も改革し、働き方や実力に応じた給料体系に変更。働きが悪い高給取りの給料を減額し、一方でパフォーマンスが高い社員を評価することで人件費の削減と生産性の向上が実現できました。

同時に、運行ルートの見直しや新規顧客開拓などを行い、空車率を低減。利益率アップも成功しました。

また、こちらの会社では先代、先々代が倉庫用の用地として購入した土地など、遊休不動産を多数所有していました。そうした遊休不動産が思いがけない高値で売却でき、経営の助けになったのも再建が成功した一因となりました。

弊社からの出資に加えて、徹底的な会社のスリム化と固定費の見直し、資産の売却によって倒産の危機を回避。従業員2,300人の雇用も守られ、再び老舗の優良運送会社として事業を軌道に乗せることができました。社内体制のスリム化や正当な人事評価制度を導入することで生産性や従業員のモチベーションも向上。黒字転換が見込まれています。

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